どうも熱血です。
もしかしたら誰かの参考になるかもしれないので、僕が今学期受けた科目の一覧と、ちょっとしたコメントを残しておきます。
尚基礎科目は必修で担当教授も元から決まっているので、後からどう文句もつけようがないと思います。なのでこの記事では総合科目、主題科目等の基礎科目以外の科目について書きます。
尚、僕が今学期受けた基礎科目は英語一列 英語二列P(いわゆるALESS)、フランス語一列 ▲侫薀鵐晃貽麥鶚 ⊂霾鵝⊃搬留親亜Ψ鮃科学実習、数学IA ⊃学境 ⊃学IA演習 ⊃学怯藹 ⇔漏悖銑 熱力学 ∪弧寝奮忰 △任后
タイトルにも書いてある通り、僕は理一の一年生です。
[月曜日]
月1:基礎統計 安藤雅和先生 F系列
準必修の統計の授業です。この授業は何人か教官がいらっしゃるようです。安藤先生は教科書をメインに発展をまじえつつ進めていくタイプの先生で、スライドは全部Webに公開されます。月1ということでブッチ勢の数もかなりいたと思います。900番教室での授業でした。レポートが2回課されました。どちらも教科書を読めば解ける比較的簡単なものだったと思います。期末試験で重要なのは過去問をとにかく解くことだと思います。類題がかなりでます。また、問題数が多いので計算量がはんぱないです(電卓持ち込み不可。可の年もあったようだが、基本的には不可)。いちいち解法の部分で悩んでいたら全部は解けないと思います。
月2:記号論理学I 岡本賢吾先生 A系列
記号論理学という授業は高校までではなかなか触れてこなかった方も多いと思います。この分野では……ゲーデルの不完全性定理とかペアノ公理系とが一般には有名なのかな? 岡本先生の授業はユニークでとても面白かったです。夏学期の人気科目の1つで、今学期はもともと525教室で授業していたのが途中から900番に変更になりました。レポートはありません。教科書はなく、全てプリントです。板書メインの授業です。評価は試験のみ。期末試験は全持ち込み可ですが、正直持ち込み物を見てる暇はないと思います。持ち込み物にもよりますが。尚、岡本先生は東大の先生ではありません。冬学期には「記号論理学供廚あります。
月4:社会行動論 村田光二先生 D系列
心理3科目の1つです。月4は他に取れる科目が少ない&&理系には大事なD系列のため、この科目にはそれなりに人がきます。1106教室でした。なお受講人数の調整と、受講者のバランス調整のために、第一回の授業にて抽選があります。第一回の授業にでないと受講できないので注意です。出席をたまに取ります。あと、出席点のために一回だけ、授業でアナウンスされる心理学実験を受ける必要があります。授業の方でも詳しく解説されるとは思いますが、全部で3回あるうちから1回受ければ大丈夫、というものです。僕は第2回を受けました。第1回はGW付近、第3回は期末試験付近にあるから受けられなかったんです(尚どの実験にも参加できなかった人向けに、代替としてレポート課題の提出をすることもできます)。期末試験は回収です。僕が受けたのは60分の試験で、記名欄含め4ページ。単語記述4問、選択問題20~30問くらい?、論述2問、でした。授業中に見たビデオの内容とか、プシュケの名前から何が生まれたか、とか、村田先生はシケプリに載ってないことを試験に出すと授業中すら公言するお方なので、授業にはちゃんと出た方がいいとは思います。尚村田先生は東大の先生ではありません。
月5:基礎現代化学 村田滋先生 E系列
準必修です。村田先生はスライドを使う先生で、今年からスライドの公開もはじまりました。評価は試験+レポート1回。1学期にある化学系の大きい授業はこれしかないはずなので、化学に興味がある人はとるべきでしょう。ただし基礎論しかやりません。理一の化学は後の学期で構造科学、物性化学、基礎科学実験、あと一応熱力学、この4つの授業で詳しくやることになります。基礎現代化学はそれらの講義と高校化学の橋渡しみたいなことをする授業で、別にとらなくても良いや、という人は少なからずいるでしょう。内容としては『化学の新研究』に載っているような、高校までは副殻とか呼ばれていた電子軌道の話から入り、主にそれを基本にしながら種々の反応について俯瞰するといったものです。はじめの数回は眠たいかもしれません。取るか迷っている人は、参考書でもある『化学の基礎77講』を読んでみるといいと思います。そこに書いてあること全てをやるわけではありませんが、逆に言えばその本の内容を大きく超えるようなことはしません。あと友達に、村田先生の基礎現をとらず、月2のウッドワード・ジョナサン・ロジャー先生の基礎現代化学を受けに行った人がいました。オール英語の授業らしいですw
月6:実践的プログラミング 金子知適先生 全学自由研究ゼミナール
趣味です。競技プログラミングの授業で、プログラミングガチ勢が集まってます。僕は小鹿のように隅でカチャカチャやりました。灘や開成の計算機部や高専からの編入組がたくさんいて、色んな人を知るきっかけになったと思います。講師の金子先生は、将棋第2回電王戦にも出場した将棋ソフトを作っていらっしゃる先生の一人です。ちなみにその電王戦では情報教育棟のPCが全部起動され、並列処理に参加したとのことです。コワイ。授業としては毎回先生から提示されるテーマと練習問題を解いていく形で、毎週一問解けさえすれば単位はもらえます。単位をもらわない受講も可能です。かなりの実力者がそろっている(過去の受講生たちも受講しにくる)ので、プログラミングの質問をするにあたってこの授業ほど困らない環境はないと思います。第一回には30名ちょっとが来ていましたが、最終的には約20名が受講していました。楽しい授業でした。来学期も受けます。
[火曜日]
基礎科目のみ。
[水曜日]
水1:基礎方程式とその意味を考える(物質・生命一般) 上田正仁先生・中澤知洋先生 E系列
電磁気学と量子力学について、それぞれの基礎方程式であるマクスウェル方程式とシュレディンガー方程式から、それぞれの学問を俯瞰するという授業です。授業は前後半に分かれていて、前半は上田先生による電磁気の授業、後半は中澤先生による量子力学の授業が行われました。上田先生の方はプリント式で、プリントのpdfはウェブに公開されます。印刷しておく必要がありました。上田先生の授業を受けている間は(たとえ第一回の前であろうと)上田先生のHPを定期的に見ておくことをお勧めします。内容としてはニュートン力学から電磁気学、相対性理論までの流れを追った後にマクスウェル方程式をひもといていく感じでした。後半の中澤先生の授業では同様にニュートン力学、前期量子論から量子力学の今、までの歴史を追った後、シュレディンガー方程式を使って井戸型ポテンシャルを解析したりまあ色々します。プリントが配られますが板書メインです。説明をかなり飛ばし飛ばしでされるので、要質問だと思います。授業評価はレポートによります。前後半で1回ずつ、計2回のレポートが課されます。どちらもウェブ上に過去問があがっているので見てみるといいでしょう。ちなみに電磁気パートの問題ですが、去年(2012年度)の問題は簡単だったのに、今年(2013年度)の問題はむちゃ難しくなってますw レポート問題とはすなわち、調べてもいいから解いてみろ、ということです。分かんなくなったら調べてもいいんですよ。量子パートの問題はそんなに難易度変わってませんでした。あ、あと、この授業1年生と2年生の割合が確か2:1くらいでした。3:1くらいだったかもしれません。1年生にとってはこれからする電磁気と量子力学を俯瞰するという新分野探究の授業になりますが、2年生にとっては既習の分野の再発見という授業になります。必然的にレポートの難度も変わってくるので注意が必要です。
[木曜日]
木5:情報科学概論I 増原英彦先生 F系列
情報系の授業の中では一番基礎論をする授業です。コンピュータアーキテクチャ、オペレーティングシステム、プログラミング言語、並列・分散システム、セキュリティ、の5分野について概論を行います。情報に詳しくない人でも気軽にとれる情報系科目だと思います。評価は試験一本です。スライドメインの授業です。CFIVE上でスライドが公開されますが、必ず1年前のスライドが白黒で公開されるので、ノートは取っておいた方がいいでしょう。試験の形式が年によって結構異なっています。僕の受けた2013年夏学期の試験は短い論述問題×10数問という形式でした(2012夏もこれです)。ですが年によっては一問一答形式、文章穴埋め形式などになったり、あるいは先の5分野について「それぞれの分野について一番興味をもったことを選びそれについてできるだけ書け」なんて問題が出た年もあるようです。
[金曜日]
基礎科目のみ
[集中講義]
# 夏休みに集中講義を1つ取っていたのですが、その名簿が公開されている関係上、ある方法を使うと僕の本名が特定できてしまうことに気づいたので、この項目は削除しました。申し訳ありません。 #
1学期僕がとったコマ数は、集中講義含め20でした。
あとTipsですが、受講することを決めた先生のHPは、たとえ何もインフォームが無くても定期的に見ておくのが吉と思います。たまに自分のHPにとても興味深い内容を書いてくださっている先生がいらっしゃるので……。
以上です。質問等あればこの記事にコメントをしていただくか、@nekketsuuuまで。
[追記]
基礎科目の中で、数学気倭択ができることに気づいたので、数学気隆響曚盻颪い討きます。
そういうこと言い始めると力学だってAとBがあるじゃないかと言いたくなりますが、まあこっちは「高校過程で力学を選択してなかった人はBを」というアレなので、自己判断できるでしょう。何もなければAの方で良いと思います。
数学IA ゝ娑翅醋蕁ヾ霑嘆別棔数理科学
数学IA演習 ゝ娑翅醋蕁ヾ霑嘆別棔数理科学
数学IA演習 ゝ娑翅醋蕁ヾ霑嘆別棔数理科学
とても面白い授業でした。逆井先生は今年が数学IAを教える最初の年だったらしいのですが、その分の違和感は全くと言っていいほどなかったです。数学IAの授業は普通の講義形式で、授業毎に演習プリントが1枚配られます。これを解き終わる義務はないです。ただし2週間に1度ある数学演習IAの授業で行われる小テストの参考となります。演習の授業では半分くらいの時間を先ほど述べた演習プリントを解くことに費やし、残りの時間を小テストに費やします。評定としては、数学IAの授業の成績は期末テスト一本で、数学IA演習の授業の成績は、数学IAの期末テストの点数か、毎授業で提出する小テストの合計点数かの、良い方の点数が採られました。
新1年生にとって興味があるのはおそらく、数学IAにすべきか数学IBにすべきか、という話でしょう。僕が数学IAを選んだのは、僕の進振り候補のトップが理学部情報科学科だからです。AにすべきかBにすべきか、の決定打として一番大きいのはおそらく進振りでどこに行きたいか、つまり、将来修める科目としてより数学寄りな方に行きたいか、そうでないか、ということでしょう。AとBの違いは、単にε-δ論法を習うか習わないかの1点に尽きます。ε-δ論法が何であるかはググっていただくとして、これがあるかないかだと、数学Iで習う微分・積分の定理に対する証明が少し変わります。また、習う定理も少し変わります(僕の感触だと、数学IBの方がより工学で実用的な定理を習っている感があるような気がします、先生によっても習う内容はわずかに変わるので、僕の年の先生たちが偶々そうであったからというだけかもしれませんが)。
ちなみにε-δ論法は2年生夏学期にある総合科目「数理科学后廚任盻えます。なので、数学IBにしたからといって今後習えないわけではありません。IAとIBのどちらかがより難しいかどうかについては、僕にはちょっと分かりかねます。同じくらいなんじゃないかなあと思ったりもしますが、どうなんでしょうね……?
新1年生にとって興味があるのはおそらく、数学IAにすべきか数学IBにすべきか、という話でしょう。僕が数学IAを選んだのは、僕の進振り候補のトップが理学部情報科学科だからです。AにすべきかBにすべきか、の決定打として一番大きいのはおそらく進振りでどこに行きたいか、つまり、将来修める科目としてより数学寄りな方に行きたいか、そうでないか、ということでしょう。AとBの違いは、単にε-δ論法を習うか習わないかの1点に尽きます。ε-δ論法が何であるかはググっていただくとして、これがあるかないかだと、数学Iで習う微分・積分の定理に対する証明が少し変わります。また、習う定理も少し変わります(僕の感触だと、数学IBの方がより工学で実用的な定理を習っている感があるような気がします、先生によっても習う内容はわずかに変わるので、僕の年の先生たちが偶々そうであったからというだけかもしれませんが)。
ちなみにε-δ論法は2年生夏学期にある総合科目「数理科学后廚任盻えます。なので、数学IBにしたからといって今後習えないわけではありません。IAとIBのどちらかがより難しいかどうかについては、僕にはちょっと分かりかねます。同じくらいなんじゃないかなあと思ったりもしますが、どうなんでしょうね……?